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監理団体の外部監査人について

2017.09.21

カテゴリ 監理団体の皆様へ

 監理組合は、外部役員の設置又は外部監査人を設置することが法律上義務付けられています

 

 

外部監査人とは

 

 外部監査人は、実習実施者に対する監査等の業務が適正に実施されているかの監査を、法人外部から実施する者のことをいいます。

外部監査人には外部監査人講習を受け、外部監査人となる資格を有しているものを当てることとなっています。

外部監査人の資格があれば、利害関係は無い監理団体に対して法律的には外部監査ができますが、外部監査人を選定する際は技能実習法は

もちろんのこと、入管法、労働法等の関係法令、組合会計等豊富な知識を有する弁護士や税理士、行政書士等に監査を任せることをお勧めします。

優秀な監査人を置くことで、適正な監査実施されることはもちろんのこと、技能実習法をはじめとする各種法規に違反することが無いような助言を

求めることも可能です。

外部監査人は慎重に選定することをお勧めいたします。

 

 

外部監査人が確認する内容

 

外部監査人は、監理団体の各事業所に対して監査等の業務の遂行状況を3ヵ月回以上確認し、その結果を記載した書類を作成し、監理団体に提出します。

上記の確認をする際は

 

①  責任役員及び管理責任者から報告を受けること

②  監理団体の事業所の設備の確認及び帳簿書類その他の物件の閲覧

 

が必要となります。

 

また、外部監査人は、監理団体(各事業所ごと)が行う実習実施者の監査に、年に1回以上同行し、その結果を記載した書類(外部監査報告書・同行監査)を作成し監理団体に提出します。

 

外部監査人による同行監査は、監理団体が行う実習実施者の監査に同行して下記の項目についてきちんと監査が行われているかどうか監査します。

 

①  技能実習責任者及び技能実習指導員からの報告

②  技能実習生との面談

③  設備の確認及び帳簿書類の閲覧

④  宿泊施設その他の生活環境の確認

 

外部監査を受ける際は、あらかじめ外部監査に必要な資料を用意し、監査を受けることをお勧めします。

外部監査人の中には外部監査の際に2名ないし3名のスタッフを同行させる監査人もいますが、大変有効なことだと思います。

監査人が適当な監査をし、重要な監査ポイントを見落としていた場合、監理団体だけでなく、実習実施者にも最悪ペナルティーがくだされる場合もありますし、

外部監査をすることによって、技能実習機構に指摘される前に問題点を報告し、是正もすることができます。

特に組合様においては外部監査人には積極的に協力してください。